アパートを買取業者に依頼する時の注意点について

最終更新日 2023年12月20日

アパートを売却したいという場合、一般的には仲介と買取という選択肢に分かれます。
買取という方法を選ぶ場合、短い期間で売却できたり、仲介手数料がかからなかったりというメリットが存在します。
しかし、買取業者に依頼する場合、どうしても覚えておかなければならない注意点というものがいくつかあります。
大きな金額が動くことになる不動産の売却で失敗することがないよう、アパート買取の注意点を紹介していきましょう。

 

仲介で依頼した場合よりも買収価格が安くなる

まず買取で注意しておきたいことの1つが、仲介で依頼した場合よりも買収価格が安くなってしまうということです。
アパートなどの不動産を売る時は、エリアや築年数、広さなどに応じて「大体これくらいで売れるだろう」という相場があります。
この相場というのは、仲介によって売却が成立した価格が元になっているため、仲介は相場に近い価格で売却できるのです。

しかし、買い取りという売却方法を選択した場合、買収価格は相場の60~70%になると言われています。
これは業者が不動産の売却を有利に進めるために、古い設備の入れ替えや外壁塗装の塗り替えなど、リフォームを行ってから売却するためです。
業者はその費用を上乗せして転売することを目的としているため、どうしても相場よりも高くなってしまいます。
「時間がかかってもいいからできるだけ高く売りたい」という場合は、仲介というやり方を選んだ方が賢明と言えるでしょう。

 

業者によって価格に差がある

また、買い取りの注意点としては、業者によって価格に差があるということです。
業者によって査定基準が異なっているので、相場がわかりにくくなっています。
業者によっては、買収価格に数百万円の違いが出てしまうこともあります。
そのため、少しでも高く買い取ってもらうためには、複数の業者を比較するということが大切になってくるでしょう。

アパート 買取 強い

希望の価格で買い取ってもらえるとは限らないというのも注意しなければならないポイントです。
アパートの買い取りというのは、不動産業者にとって在庫を抱える大きなリスクになります。
そのため、物件の劣化が激しかったり、築年数が古かったり、旧耐震に該当したりなど、物件の条件によっては仲介に比べてさらに安くなる可能性があるのです。

 

まとめ

古い物件ほど業者は家を売るためにリフォームやリノベーションをするなど、コストをかける必要が出てきます。
そうなると売主がどんどん不利になってしまう可能性があるので、気をつけなければなりません。