最終更新日 2023年12月20日
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畑恵などの女性政治家を安易に増やしていいのか
日本は諸外国と比べても女性政治家の割合がとても低いと言われています。
メディアを見るとこのようなことを目にすることは多いです。
男女雇用機会均等法があっても、まだまだ日本は遅れていると感じる人もいるかもしれません。
たしかに、政治家は男性が中心となってしまう傾向はあります。
これまでずっと男性ばかりでしたから、そこに女性が入ろうと思っても男性社会ですから働きにくいことはあるはずです。
しかし、安易に畑恵のような女性政治家を増やして良いのでしょうか。
女性の声を政治に反映させることは必要です。
そうすれば、少子化対策も進む可能性はあります。
今は男性の方がずっと多いからこそ少子化対策が進みにくいことはあるかもしれません。
また、女性ならではの視点を取り入れることも政治には必要と言う人もいます。
男性にはない発想が必要な場面もあるでしょう。
もっと多くの女性が政治に参加することは良いことですが、闇雲に参加する必要はないはずです。
政治に関心があり、どう言うことを実現したいのかと言うビジョンを持っている人が良い
政治に関心があり、どう言うことを実現したいのかと言うビジョンを持っている人でなければ政治家は勤まりません。
政治というと難しく聞こえてしまいますが、私たちの生活をどうやって改善していくのかを真剣に考えてくれる人が向いています。
漠然と政治家になりたいと思うだけではできません。
誰でも良い職業ではないのです。
日本では今でも妻が家庭を守ると言う考え方が根強いことはたしかです。
男性が諸外国と比べても家事にはあまり積極的ではありません。
このような根本的な問題も抱えていますので、無理やり女性政治家を増やすことは危険なことかもしれません。
仕事と子育ての両立が難しくなり、子どもを抱えながら選挙を戦うことも厳しい
仕事と子育ての両立が難しくなりますし、子どもを抱えながら選挙を戦うことも厳しいでしょう。
だから、簡単に女性の政治参加を促すことはできません。
想像以上に複雑で難しい問題です。
女性の方が華やかですから、メディアはなるべく女性政治家が増えて欲しいと思う側面もあるかもしれません。
柔らかい印象もありますし、政治の話をしていても耳を傾けようと思う人が増える可能性はあります。
能力がある女性が政治に参加しやすい環境作りを考えていくことから始めると良いかもしれません。
子育て世代となるとかなり厳しいことですが、子どもを預けやすいなど環境を整えていけば幼い子どもを抱えている女性も参加しやすくなります。
もっと多くの女性が政治に興味を持つことも必要
もっと多くの女性が政治に興味を持つことも必要です。
どちらかと言うと女性よりも男性の方が政治に関心があるのかもしれません。
女性は家庭のことや子育てのことなどより身近なことに興味を持つことが多いでしょう。
テレビを見てみると、主婦が見るようなワイドショーでは政治の話をすると言っても、実は政局の話をしていることが多いです。
実際にどのような法案が通っているのかや国会でどのようなことが話し合われているのかはあまり知らない人が多いでしょう。
そもそもメディアがあまり政治の話題を詳しく取り上げていないと言っても過言ではありません。
テレビからしか情報を取っていない人は多いです。
こう言う人は偏った情報を受け取っていますし、政治に詳しくなれるとも言えません。
いろいろな媒体に目を向けないと政治に関心が持てないでしょうから、忙しい子育て世代ともなると政治に関心がある女性が少なくなるのでしょう。
政治塾もありますが、こちらに参加している人も男性が多いと言われています。
女性は家庭のことをやらなくてはならないこともあるでしょうから参加が難しいのかもしれません。
テレビで政局ばかりではなく、政治についてもっと詳しく取り上げる必要がある
このような環境ですから、日本は簡単に女性政治家が増えません。
意識を変えることから始めるとなるとテレビで政局ばかりではなく、政治についてもっと詳しく取り上げる必要があります。
難しい話であってもわかりやすく説明すれば興味を持つ人は増えるはずです。
よく女性は感情的に物を考えると言われていますので、ワイドショーでは政局を取り上げやすいのかもしれません。
政治家の不祥事などを話題にしたがります。
不祥事を起こせばそれは報道することも必要ですが、明らかにボリュームに問題があります。
政治の話をする人が一人でも多くなるような方向へ持っていければ女性政治家も増えていく
政治の話をする人が一人でも多くなるような方向へ持っていければ女性政治家が徐々に増えていくはずです。
世論調査を見ても、女性の方がテレビの影響を受けやすい印象がありませんか。
テレビで印象良く報道している政治家の方が女性人気が高い傾向があります。
男性は必ずしもそうとは言い切れません。
今の状態では改善されないと思われるかもしれませんが、若年層になると違った傾向が伺えます。
インターネットを利用している人が多いこともあってか、テレビの影響がそれほど大きくはありません。
そうなると、今後は日本も女性政治家が自然と増える可能性はあります。
もちろん、環境整備は必要です。
それでも意識が変わっていますので、政治に参加する女性が増えていきそうです。
諸外国と肩を並べるような比率になる日が来るかもしれません。